小学校お受験パパからのアドバイス ブログ

共働きかつCFOという立場ながら、2015年から丸1年間息子の小学校受験に奮闘しました。今後受験を予定されている皆さんへ少しでも参考になることがあれば幸いです!

昨年末そして年明け - クラス変更

前回まで、クラスを下げたことでの先生との出会い、お友だちとの出会いによる、自信の芽生えと楽しみの芽生えについてお伝えしました。そしてポイント制によるモチベーションアップと最初の模試の乗り越えについても。


結果、返却されてきた新年長最初の模試の結果は73点。



まずまず、、というか、年中での偏差値39や記録抹消に比べれば雲泥の差です。とはいえ、特段そこまで出来ているというわけでもなく。


そんな中、先生から面談したいとの呼び出し。なんだろう?と面談の場にいってみたところ、なんとクラス替えの提案でした。一段上のレベルのクラスに行ってみてはどうかと。


うーん、この提案は、正直うれしかった反面、せっかく自信がつき始めてその女性の先生に乗せていっていただいて良い状況なのに、敢えてそれを崩すことの”怖さ”の方が気持ちの中では先行していました。


そして夫婦で話し合い。。。なかなか結論が出ません。正直、何となく受験を予定している学校のうち、最近隣のところであれば敢えてクラスを変える必要性もないし。その一方で、、、人間は欲深く忘れやすい生き物ですね、レベルをあげたらもっと選択肢が広がるんじゃないかとの気持ちも出てきました。


そこで出した結論は、まずは体験してみて、いけそうだったら移ろうと。極めて保守的かつ日本人的(パイロットスタディー)なアプローチですね(笑)


それが去年の年末、寒さが増した12月末のことだったのでした。

モチベーションアップ方法 - ポイント制

ようやく幼児教室とお受験を本人が少しだけ楽しみ始めた12月に、モチベーションアップのために導入したのが「ポイント制度」でした。


具体的には、新年長からスタートする模試を泣かずにできたり、毎日のプリントを頑張ったり、家のお手伝いをしたりなどなど。。。達成するごとに、リビングの壁に貼ったポイント台紙に、シールを3-4ポイント貼っていくんです。


そして、100ポイント貯まったら、何でも好きなものと交換できる、おもちゃでも、本でも、昆虫でも!


この作戦で、自分の頑張りを本人や皆んなに「見える化」することでのモチベーションアップが狙いでしたが、これはかなり効果がありました。


結果として新年長初の模試は、開始前に、ややメソメソしてはいたものの、何とか大幅なポイントアップをダシにして乗り切り、多少光明が見えてきたのでした。


もし踏ん張りがきかない子がいらしたら、試してみられるとよいと思います!これから私が試した色々な策をこのサイトでシェアさせていただきますね。


ご質問等あればコメントいただければ、ご返答させていただきます😉

転機 - 他のお受験家族の影響

前回書かせていただいた、クラスのレベルを落としたことで芽生えた自信の芽を、相乗効果という流れで育ててくれたのが、同じクラスに、たまたま体験で数回来ていた子と家族との出会いでした。


その子自体は早生まれで賢く、いわゆるトップ校を受けるタイプ。でも家族全体が良い意味で力が抜けていて、その子もやる時はやるけどゆるい感じで取り組んでいく子でした。


うちの子にありがちなのですが、なぜか、そういうトップ校を受けるタイプの子に異様に好かれるんです。まあ、「可愛がり」的な(笑)


例に漏れず、その子もうちの子をすごい気に入ってくれ、お姉ちゃんとも仲良しになり、これが、年中から教室に通って、本人としてははじめての心許せる友だちとの出会いでした!


また、我が家同様、その家族も、お受験何が何でもトップ校目指して、毎日勉強するぞ!というタイプではなかったことで、本人たちにもピリピリ感が伝わることなく、楽しく取り組めるきっかけになったのです。やはり、付き合う相手は重要だなと、今振り返っても感じでいます。どうしても周りがピリピリ、またステレオタイプの価値観(偏差値、学校の名前、幼児教室のクラスレベル等)に縛られている場合、気づかないうち影響を受けていて、いつの間にか自分たちもがんじがらめになっていってしまいますからねー。


前回の先生、そして今回の友だちとの出会いで、徐々に幼児教室、そしてお受験に対して、本人に楽しい気持ちが出てきたのが、ちょうど受験まで1年を切った去年の11月後半だったのでした。

転機 - 周りから得る自信

前回意気消沈しつつも、一段レベルを下げたクラスで新年長を迎えざるを得なかった11月。まあ、ゆっくり取り組むか、と夫婦とも自分に言い聞かせていました。


そして担当の女性の先生の名前は事前に聞いていたので、以前息子さんを同じ幼児教室に入れていたシッターさんに尋ねてみたけれど「知らないわねえ」との回答😥


正直、全く期待していませんでした。そんな中迎えた新年長クラス1回目。


初めの印象としては、うーん、あんまり切れる感じではないし、ちょっとイラつき気味だし、レベルはやっぱりこれまでとはちがうなあ、という感じ。また、周りの子も新年長から始めた子が複数いて、これまた、どうかなあ、という感じ。


そして授業開始。いくつかのウォーミングアップを経て、プリントに差し掛かりました。まあこれまでより簡単な問題に取り組むわけですから、我が息子、それなりに他の子よりもスピードも早く出来るわけです。


すると、その女性の先生は、「XXX、すごいね!出来がいいわ。あなたどんどんやっちゃいなさい!」。そう、良くも悪くも、思ったことをそのまま口に出すタイプだったのです。


更に、見守っている私に向かっても大きな声で「XXX、優秀ねえ。いいわあ」。もちろん、本人にも聞こえていたはずです。


そりゃあ、こちらは年中からやっていて、ほとんどの他の子はほぼ初めてなわけですから、まあ当たり前っちゃあ、当たり前(笑)でも、いままで本心から褒められる経験をしてなかった本人の自信の芽が、これで明らかに芽生えた瞬間でした。


本当に人生何が幸いするか分からない、まさに人間万事塞翁が馬、を私自身も感じた瞬間だったのでした。。。