小学校お受験パパからのアドバイス ブログ

共働きかつCFOという立場ながら、2015年から丸1年間息子の小学校受験に奮闘しました。今後受験を予定されている皆さんへ少しでも参考になることがあれば幸いです!

お受験準備で最も大事なこと - バランス/運動

5-6月になり、ペーパーに必要な学力も大分カバーできてきて、苦手分野もはっきりしてくると、逆にどうしても出来ない問題に集中して、親もイライラしてきます。


私自身もいけないと思いながらも、どう説明しても分からない問題があると、かなり強く問い詰めて泣かせてしまうことが多々ありました。そうすると翌日罪悪感を抱えながら仕事に向かうことになり、更にモヤモヤが増幅するという状況になることが1ヶ月に2回程度はありました。。。。自分が親にやられたトラウマが復活してくるというかんじ


そんな中で、改めて大事だなと思うのは、ペーパーにのめり込み過ぎないこと。これは子供だけでなく親もそうだと思います。


やはりこの後襲ってくる夏期講習の忙しさや直前のプレッシャーに押しつぶされないようにするには「健全な身体に健全な精神が宿る」です!


我が家で工夫したのは、同じ保育園で去年受験したひとつ上のお兄さんから得たヒントに基づくもの。彼の家では鉄棒など家で運動する機材を置いていたとか。そこで我が家でジャンプ力がある息子の能力を更に伸ばそうと購入したのが


トランポリン(!!)
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これはかなり使えました。場所は多少取りますが、例えばペーパーをやる前やペーパーで集中力が切れてきたタイミング等、好きに遊ばせて同時に体幹強化につなげました。


子供は想像力豊かですので、うちの子がやっていたのは「トランポリン縄跳び(しかも片足とび」(笑)そうすると縄跳びもどんどんうまくなります。


なかなか習い事までさせる時間がないと思われるかたはぜひ家で運動をさせて、心身のバランスをとってあげてください!

ニンジンぶらさげ作戦は効果的か?

以前に「がんばったときにはポイントを与え、100ポイント貯まったら何でも好きなものと交換」というポイント制度を年初に導入したことはお伝えしました。


それ以外に行ったニンジンぶらさげ作戦は、月次で実施される模試が終わったら、好きな映画を一緒に見に行く、ということもやりました。結果として父子2人で、相当な数の映画を見に行きました。妖怪ウォッチ、仮面ライダー、戦隊もの、ちびまる子ちゃん, etc.
おかげで毎月ポップコーンを食べすぎてポップコーン恐怖症に(笑)


ちまたの本などでは「ニンジンぶら下げ」は本質的なモチベーションアップにはつながらないのでやるべきではない!といった論調も見受けられます。


??はあ?と


こっちは、何のためにやっているかも分かっていない、かつ集中力が散漫な4-5歳児に1時間も2時間も勉強させないといけないわけです。その前提条件を冷静に分析すれば、どう考えても自発的に勉強するなどということはよっぽどのケースでない限りは起こりえない。だとすれば、ニンジンぶら下げは必須です。もう一度言います、ニンジンぶら下げはやるべきです(笑)


とはいえ、もちろん、そこで大事なことはいくつかあると思います。


1. 結果ではなく、過程を褒める。もちろん点数が良かったら、最大限褒めるべきですが、そうであってもなくても、頑張った過程を褒めることで次につながります。間違っても他の子と比較するような発言はナシです


2. 好奇心を育てることで本質的なモチベーションを育てる。たとえば好きな分野や得意な分野の問題については、どんどんステップアップ問題をやらせて得意分野として伸ばす。問題を通して興味を持った内容はYouTubeや図鑑で深堀させる。そして「XXX博士」だねーといって上げて、ゲーム感覚で面白みを持たせる


みなさんもお偉い方や幼児教室のステレオタイプの見解(個人に対するアドバイスであれば聞くべき!)に流されてしまいそうになるかもしれませんが、ぜひ、ご自身とお子さんなりのやり方で進めていかれるのが最終的には良いと思います。なぜなら、そういう方達は実際に自分の子供を同様の環境で育てた経験が実はないか、いずれにしてもご自身のお子さんを育てた経験は100%ないからです。ご自身のお子さんを育てるプロはその両親だけだと私は思います、なんて。偉そうに書いちゃいましたが、迷走の結果悟ったということで。

敵の攻め方を早めに把握する - 過去問のチェック

受験まで4-5ヶ月となった、4-5月。それまでは毎月行われる模試にのみ焦点をあてて、関連の出題についてこぐま会や理英会の問題集を使って深堀りをする学習方法を継続していました。


と同時に、志願校の過去問は買ったっきり、特に手をつけずにおいておきました(実際に着手したのは夏ちょっと前 7月くらいからでしたかねえ)。


でも、今振り返ってみると、この7月にひととおり見てみて、気づきが沢山ありました。ですので、ぜひ早い段階でどの程度のレベルの問題、かつほぼ傾向は一貫していますのでどの種類の問題が出るのか、を把握しておくことで、後々の準備が本当に効率的になります。


幼児教室は基本的には色々な学校を併願する人達のあつまりですから、最大公約数をとって授業を進めて行く訳です。したがって個別ゼミに突入する前は、暁星や精華などのペーパー広範囲を網羅しようとしますが、もしそういったところを受けないもしくは第一志望でないなら、特定の傾向をカバーしさえすれば良いという気持ち的な安心感も生まれてくるわけです。


一方で、受験校共通的に出る問題は徹底的に強化すればいいわけです。例えば、長文の記憶は必ずといっていいほどどこでも出ますから、強化すれば全受験校に通用するわけですし。そこにはより時間をかけると。でも、一部しか出ないトリッキーな問題は直前に解答を見ながら解き方をたたきこんで必要以上に時間をかけない。超第一志望でない限りは。


大体5年分くらいみれば、ほぼ出てくる問題は特定できますからね(もちろん新設校を除く)。


ぜひ皆さんも早い段階で過去問を買い揃えて、全受験校横断的に共通点と相違点、傾向の分析をご自身でされ、安心感(不安感になってしまうかもしれませんが)を持って時間をかけた準備をしていっていただくことをオススメします!まあ私はやや出遅れましたが。。。。



ペーパー対策 - アウトプットさせることの効用!

本番まであっという間に半年😰となった、3-4月。毎日1時間ペーパーを見ながら、一方通行のやり方に疑問を感じ始めたのがこの頃でした。


丁度仕事で部下たちにコーチングしている中で、自分が作った資料を自分でプレゼンする機会がないことによる、やっつけ傾向を指摘しながら気付いたこと。


それはアウトプットの機会がないと、インプットの精査をきちんとしないということ。


息子の場合もアウトプットの機会を積極的に求めるようにしました。


1. たとえ正解でも、どう考えたのかを聞く。そして発想がよければ褒め、偶然の場合は指摘する


2. 間違った場合も、なぜそう考えたのかを一緒に話しながら究明する


これは本当に有効でした。それまでは焦って問題数をこなすことに焦点をあてていましたが、1-2を意識しながらじっくり取り組むことで、なぜ間違うのかの彼なりの思考のクセがつかめたのです。


結果、彼が腑に落ちる考え方をみちびいてあげることで、急速に自分でものごとを考えられるようになりはじめました。


みなさん焦りはあるかと思いますが、ひとつ冷静に、それぞれの子達なりの間違ってしまう原因を特定して紐解いてあげてください。


急がば回れです。まあ、今だから言えるんですけどね(笑)そのときはイライラ爆発寸前でした。。。。